Wi-Fi6とWi-Fi7の違い|ルーター買い替えは必要?

※本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。Wi-Fi規格に関する情報は一般的な技術解説です。対応機種・対応状況はメーカー・製品によって異なります。

さえこ

ルーターを見ていたら「Wi-Fi6」「Wi-Fi6E」「Wi-Fi7」といろいろ種類があって、どれを選べばいいのか分からない…。今使っているルーターはWi-Fi5だと思うんだけど、無理して最新のWi-Fi7に買い替える必要はあるの?

じぇい

結論からお伝えすると、今Wi-Fi5以前のルーターを使っている方は、最低でもWi-Fi6対応への買い替えがおすすめです。Wi-Fi7は非常に高性能ですが、その性能を活かすには対応スマートフォンや高速な光回線など条件がそろう必要があり、現時点では全員に必須というわけではありません。この記事では、Wi-Fi6とWi-Fi7の違い、体感できる差、買い替えを判断する基準までまとめて解説します。

目次

結論:買い替えの優先度はWi-Fi5以前のユーザーが最も高い

先に結論をお伝えします。Wi-Fiの規格は世代を重ねるごとに速度・同時接続性能・省電力性が向上しており、Wi-Fi6はWi-Fi5に比べて大きく性能が向上した規格、Wi-Fi7はさらにその上をいく最新規格という位置づけです。現在Wi-Fi5(またはそれ以前)のルーターを使っている方は、体感できる速度向上が大きいため、買い替えの優先度が高いといえます。逆にすでに最新規格を使っている方でも、接続端末や回線の条件次第で、恩恵の大きさは変わってきます。

一方で、すでにWi-Fi6対応のルーターを使っている方がWi-Fi7に買い替える場合は、対応スマートフォンやパソコンを持っているか、高速な光回線を契約しているかによって、体感できる差が変わってきます。まずはWi-Fi6とWi-Fi7、それぞれの規格の特徴から見ていきましょう。

Wi-Fi6とは(現在の主流規格)

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Wi-Fi6の特徴

Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)は、2019年頃から普及が進んだ無線LAN規格です。前の世代であるWi-Fi5に比べて、理論上の最大通信速度が向上しているだけでなく、「OFDMA」という技術により、複数の端末が同時に通信する際の効率が大幅に改善されています。スマートフォンやパソコンだけでなく、スマート家電やゲーム機など、1つの家庭で接続する機器の台数が増えている現在、この「同時接続性能の高さ」が実用面で大きなメリットになっています。現在市販されているルーターの多くがこのWi-Fi6に対応しており、価格帯も幅広くなっているため、選びやすい規格ともいえます。

Wi-Fi6Eとの違い

「Wi-Fi6E」は、Wi-Fi6の技術をベースに、新しく開放された6GHz帯という周波数帯域を使えるようにした規格です。従来のWi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯の2つを使っていましたが、6GHz帯が加わったことで、より混雑の少ない帯域を使って通信できるようになりました。特にマンションなど、近隣に多くのWi-Fi電波が飛び交う環境では、この6GHz帯の恩恵を受けやすいとされています。周囲に他のWi-Fi電波が少ない一戸建てでも、より安定した通信を求める方には有力な選択肢です。

省電力性能の向上

Wi-Fi6には「TWT(Target Wake Time)」という技術も搭載されており、端末がデータを送受信しない間はスリープ状態に移行しやすくなっています。これにより、スマートフォンやIoT機器のバッテリー消費を抑えられるというメリットもあります。ゲーム機やスマート家電など、常時接続が必要な機器が増えている家庭ほど、この省電力性能の恩恵を感じやすいでしょう。センサー類やスマートロックなど、電池駆動のIoT機器を多く導入している家庭では、この差が機器の交換頻度にも影響してきます。

Wi-Fi7とは(最新規格)

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Wi-Fi7の特徴

Wi-Fi7(IEEE 802.11be)は、Wi-Fi6・Wi-Fi6Eのさらに先を行く最新規格です。理論上の最大通信速度はWi-Fi6と比べて大幅に向上しており、より広い帯域幅を一度に使って通信できるようになっています。また、遅延(レイテンシ)の低減にも力が入れられており、高精細な動画のストリーミングやクラウドゲーミングなど、リアルタイム性が求められる用途での性能向上が期待されています。今後、対応機種の価格がこなれてくるにつれて、一般家庭への普及もさらに進んでいくと見られています。

MLO(マルチリンクオペレーション)とは

Wi-Fi7の目玉機能の一つが「MLO(Multi-Link Operation)」です。従来のWi-Fiは2.4GHz・5GHz・6GHzのいずれか1つの帯域を選んで通信していましたが、MLOに対応した機器同士であれば、複数の帯域を同時に使って通信できるようになります。これにより、通信の安定性が向上し、ある帯域が混雑していても別の帯域でカバーする、といった柔軟な使い方が可能になります。複数の帯域をまたいで通信を分散できるため、瞬間的な電波干渉にも強くなり、途切れにくい通信を実現しやすくなっています。

Wi-Fi7の恩恵を受けるための条件

Wi-Fi7の高い性能を実感するには、ルーターだけでなく、接続する側のスマートフォンやパソコンもWi-Fi7に対応している必要があります。2024年以降に発売された一部のハイエンドスマートフォンやパソコンから対応が始まっていますが、対応機種はまだ限られています。また、Wi-Fi7の速度を活かすには、光回線側も相応の高速プラン(10Gbpsクラスなど)を契約している必要があり、条件がそろって初めて真価を発揮する規格といえます。今後、対応端末が徐々に一般的な価格帯にも広がってくるにつれて、Wi-Fi7の恩恵を受けられる方は増えていくと見込まれます。

項目Wi-Fi6Wi-Fi7
登場時期2019年頃〜2024年頃〜
使用帯域2.4GHz/5GHz(Wi-Fi6Eは6GHzも)2.4GHz/5GHz/6GHz
複数帯域の同時利用非対応MLOで対応
対応端末の普及状況幅広く普及ハイエンド機種から順次拡大中
おすすめ度買い替えの本命条件がそろう方向け
さえこ

Wi-Fi7がすごいのは分かったけど、自分の場合は買い替えたほうがいいのかな?

じぇい

次の章で、買い替えを判断する基準を具体的に紹介しますね。

ルーター買い替えを判断する3つの基準

①今使っているルーターの規格を確認する

まずは、自宅で使っているルーターがどのWi-Fi規格に対応しているかを確認しましょう。本体の型番をメーカーの公式サイトで検索するか、設定画面から確認できます。発売から5年以上経過しているルーター(多くはWi-Fi5以前)を使っている場合は、通信速度だけでなく、セキュリティ面でのサポートが終了している可能性もあるため、買い替えの優先度は高めです。プロバイダからのレンタル機器の場合は、マイページから対応規格を確認できることが多いので、あわせてチェックしておきましょう。

②接続する端末の対応状況を確認する

ルーターを最新規格に買い替えても、スマートフォンやパソコンが古い規格にしか対応していなければ、性能をフルに活かすことはできません。Wi-Fi7対応の端末をまだ持っていない場合は、Wi-Fi7ルーターに買い替えても現時点では宝の持ち腐れになりやすく、まずはWi-Fi6(またはWi-Fi6E)対応のルーターを選ぶほうが費用対効果は高いといえます。今後スマートフォンを買い替える予定があるなら、その時期に合わせてルーターの規格を検討するのも一つの方法です。

③契約している回線の速度を確認する

Wi-Fiの規格をいくら最新にしても、そもそも契約している光回線の速度が遅ければ、インターネット全体の速度はその回線の速度が上限になります。Wi-Fi7の高速性能を活かしたいのであれば、10Gbpsクラスなどの高速な光回線プランへの加入もあわせて検討する必要があります。逆に、標準的な1Gbpsプランを契約している場合は、Wi-Fi6対応のルーターでも十分に回線速度を使い切れることが多いです。回線の乗り換えとルーターの買い替えを同時に検討すると、通信環境全体を効率よく最適化できるでしょう。

  • Wi-Fi5以前を使用中:買い替え優先度は高め。Wi-Fi6対応への買い替えで体感差が大きい。
  • Wi-Fi6を使用中で端末も対応:Wi-Fi7への買い替えで恩恵を受けやすい。
  • Wi-Fi6を使用中で端末は非対応:今すぐの買い替えは急がなくてよい。
  • 回線速度が1Gbps程度:Wi-Fi6対応ルーターで十分性能を発揮できることが多い。

回線速度の見方や必要な速度の目安については、通信速度の用語解説記事も参考にしてみてください。

Wi-Fi6・Wi-Fi7の体感差はどのくらいある?

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動画視聴・ウェブ閲覧では差を感じにくい

動画配信サービスの視聴や通常のウェブ閲覧程度であれば、Wi-Fi6でも十分な速度が確保できるため、Wi-Fi7に買い替えても体感できる差は小さいことが多いです。すでにWi-Fi6環境で不満を感じていない方は、無理に最新規格へ買い替える必要性は低いといえます。買い替えの予算は、他に不満のある機器の見直しに回すという考え方もあります。

大容量ファイルの転送・複数端末同時利用では差が出やすい

一方で、大容量の動画ファイルをパソコン間で転送する作業や、家族全員が同時にオンラインゲーム・ビデオ会議・動画視聴を行うような環境では、Wi-Fi7のMLOによる複数帯域同時利用の恩恵を受けやすくなります。1台のルーターに多くの端末がつながる家庭ほど、上位規格への買い替えメリットは大きくなる傾向があります。在宅ワークとオンライン授業が重なるような時間帯でも、通信の乱れを感じにくくなるでしょう。

オンラインゲーム・VR用途では低遅延が魅力

Wi-Fi7は遅延の低減にも力が入れられているため、対戦型のオンラインゲームや、VR(仮想現実)コンテンツのように、わずかな遅延が体感に大きく影響する用途では、Wi-Fi7対応環境のメリットを感じやすいでしょう。こうした用途をよく利用する方は、対応端末の普及状況とあわせて、買い替えを前向きに検討する価値があります。クラウドゲーミングサービスの利用者にとっても、低遅延化は快適さに直結する要素です。

ルーター選びで確認しておきたいポイント

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有線LANポートの規格もあわせてチェック

Wi-Fiの規格がいくら新しくても、ルーターに搭載されている有線LANポートが古い規格(1Gbpsまで)のままだと、そこがボトルネックになることがあります。高速な光回線を契約している場合は、2.5Gbpsや10Gbpsに対応した有線LANポートを搭載したルーターを選ぶと、回線本来の性能を活かしやすくなります。

設置場所とメッシュWi-Fiの活用

どれだけ高性能なルーターを導入しても、設置場所が悪ければ電波は十分に届きません。一戸建てや部屋数の多い住宅では、複数の機器を連携させて家全体をカバーする「メッシュWi-Fi」の導入も、快適な通信環境づくりに効果的です。ルーターの規格選びとあわせて、設置環境全体を見直すことをおすすめします。

Wi-Fiの世代を振り返る(Wi-Fi4・5・6・7の流れ)

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Wi-Fi6・Wi-Fi7の位置づけをより理解するために、これまでのWi-Fi規格の歴史を簡単に振り返ってみましょう。規格が新しくなるたびに、速度だけでなく、同時接続性能や安定性も着実に向上してきました。

Wi-Fi4(2009年頃〜)

Wi-Fi4(IEEE 802.11n)は、2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応し、複数のアンテナを使ってデータを送受信する「MIMO」という技術が導入された規格です。当時としては画期的な速度向上を実現しましたが、現在の基準からすると速度・安定性ともに見劣りするようになっています。

Wi-Fi5(2013年頃〜)

Wi-Fi5(IEEE 802.11ac)は、5GHz帯に特化して速度を大きく向上させた規格です。長年にわたり主流規格として使われてきましたが、複数端末が同時に接続する環境での効率の悪さが弱点として指摘されるようになりました。現在も多くの家庭で使われていますが、性能面では次世代規格に劣ります。

Wi-Fi6・Wi-Fi7(現行〜最新)

そして現在主流のWi-Fi6、そして最新のWi-Fi7へとつながっていきます。世代を追うごとに、単純な速度向上だけでなく、「多くの端末が同時につながる現代の生活環境」に対応するための技術(OFDMA、MLOなど)が強化されてきた点が特徴です。この流れを踏まえると、今後も新しい規格が登場するたびに、より多くの端末を快適に接続できる方向に進化していくと考えられます。

規格登場時期特徴
Wi-Fi42009年頃MIMO技術の導入
Wi-Fi52013年頃5GHz特化で速度向上
Wi-Fi6/6E2019年頃同時接続性能・省電力性の向上
Wi-Fi72024年頃MLOによる複数帯域同時利用
さえこ

こうして見ると、着実に進化してきているんだね。うちのルーターがどの世代なのか、まず確認してみよう。

じぇい

いいですね。最後に、自宅の通信環境を見直す際に一緒にチェックしておきたいポイントも紹介します。

ルーター以外に見直したい通信環境のポイント

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LANケーブルの規格

ルーターとパソコン・ゲーム機などを有線でつなぐ場合、LANケーブルの規格が古いと、そこがボトルネックになってしまいます。高速な光回線やWi-Fi7ルーターを導入する際は、Cat6A以上の規格に対応したLANケーブルを使うことで、有線接続の性能を無駄なく引き出せます。

ONU(回線終端装置)の性能

光回線を利用する際、ルーターの手前には「ONU」と呼ばれる回線終端装置が設置されています。契約している回線プランが高速でも、このONUが古い機種のままだと、そこで速度の上限が決まってしまうことがあります。プロバイダから提供されるONUが最新のプランに対応しているか、契約時や乗り換え時に確認しておくとよいでしょう。

電波干渉を避ける工夫

電子レンジやコードレス電話、Bluetooth機器など、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯を使う家電が近くにあると、電波干渉によって速度が不安定になることがあります。ルーターをこうした機器から離れた場所に設置する、5GHz帯や6GHz帯を優先的に使う設定にするといった工夫で、干渉の影響を減らすことができます。

買い替え時にやっておきたい旧ルーターの処分・設定引き継ぎ

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Wi-Fiの設定(SSID・パスワード)を引き継ぐ方法

ルーターを買い替える際、多くの家庭用機器では、新しいルーターの設定画面から古いルーターと同じSSID(ネットワーク名)とパスワードを手動で設定し直すことで、家中の機器を再設定する手間を減らせます。スマート家電など、Wi-Fi設定の変更が面倒な機器が多い家庭では、この引き継ぎ作業を先に済ませておくと、買い替え後の再設定がぐっと楽になります。

古いルーターの初期化と処分

不要になった古いルーターを処分する際は、個人情報や設定情報が残らないよう、必ず初期化(工場出荷状態へのリセット)を行いましょう。多くの機種は本体のリセットボタンを長押しすることで初期化できます。自治体の回収ルールに従って処分するか、家電量販店の回収サービスを利用するとよいでしょう。

レンタルルーターの場合の返却手続き

プロバイダからルーターをレンタルしている場合、買い替え(機種変更)や解約の際には、指定の方法で返却する必要があります。返却期限を過ぎると違約金や機器損害金が発生することがあるため、契約先のルールを確認し、期限内に返却しましょう。返却用のキットが送られてくるサービスが多く、手続き自体はそれほど複雑ではありません。

よくある質問(FAQ)

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Q. Wi-Fi6対応ルーターとWi-Fi7対応ルーター、価格差はどれくらいですか?
A. 一般的にWi-Fi7対応ルーターはWi-Fi6対応ルーターより高価格帯に位置づけられています。ただし、時期やモデルによって価格差は縮まってきているため、購入時期の最新情報を確認するとよいでしょう。

Q. Wi-Fi7ルーターを買えば、古いスマホでも速くなりますか?
A. ルーターをWi-Fi7に買い替えても、接続する側の端末がWi-Fi7に対応していなければ、その端末はルーターの対応する範囲内の規格(Wi-Fi6やWi-Fi5など)で通信することになります。買い替えの効果を最大限得るには、端末側の対応状況もあわせて確認しましょう。

Q. Wi-Fi6EとWi-Fi7はどちらを選ぶべきですか?
A. 予算に余裕があり、将来性を重視するならWi-Fi7がおすすめです。コストを抑えつつ6GHz帯の恩恵も受けたい場合は、Wi-Fi6Eも有力な選択肢です。どちらも現行のWi-Fi6より新しい帯域を利用できる点は共通しています。

Q. 賃貸物件でもルーターの買い替えはできますか?
A. ルーター自体を自分で購入・設置する場合は、賃貸物件でも問題なく買い替えが可能です。ただし、回線事業者からレンタルしているルーターの場合は、契約内容によって交換方法が異なるため、契約先に確認しておきましょう。

Q. 古いルーターを使い続けるとどんなリスクがありますか?
A. 通信速度が遅いだけでなく、メーカーによるセキュリティアップデートの提供が終了していることがあり、セキュリティ面でのリスクが高まる可能性があります。長期間使用しているルーターは、性能面だけでなく安全面からも見直しを検討しましょう。

Q. Wi-Fi7対応のホームルーター(置くだけWi-Fi)はありますか?
A. モバイル回線を使ったホームルーターにも、順次高性能な機種が登場しています。工事不要で導入したい方は、最新のWi-Fi規格に対応したホームルーターも選択肢のひとつです。

Q. Wi-Fi6とWi-Fi6Eの違いだけでも十分ですか?
A. 6GHz帯を使った混雑回避のメリットを得たい場合は、Wi-Fi6Eでも十分な効果が期待できます。Wi-Fi7ほどの投資をしなくても、混雑エリアでの通信改善を実感したい方にはバランスの良い選択肢です。

Q. マンションなど集合住宅ではどの規格がおすすめですか?
A. 近隣に多くのWi-Fi電波が飛び交いやすい集合住宅では、6GHz帯を使えるWi-Fi6EやWi-Fi7が、電波干渉を避けやすく安定した通信につながりやすい傾向があります。ただし対応端末を持っているかもあわせて確認しましょう。

Q. ルーターのファームウェアは更新したほうがいいですか?
A. はい。ファームウェアの更新には、セキュリティの向上や不具合の修正だけでなく、通信の安定性向上につながる場合もあります。多くのルーターは自動更新に対応していますが、設定を確認し、可能であれば有効にしておくことをおすすめします。

Q. Wi-Fi7ルーターは今すぐ買うべきですか、それとも待つべきですか?
A. 対応端末をすでに持っている、あるいは近いうちに購入予定がある方は、今のタイミングで導入するメリットがあります。一方で対応端末の予定がない方は、価格がこなれてくるのを待つのも一つの選択です。ご自身の端末の買い替え計画とあわせて判断するとよいでしょう。

Q. 光回線を10Gbpsプランにすれば、Wi-Fi7の速度を最大限使えますか?
A. 回線側の速度が上限に達していなければ、より高い実効速度を得やすくなります。ただし、実際の速度はルーターの設置場所や接続する端末の性能にも左右されるため、回線速度だけでなく総合的な環境を整えることが大切です。

メッシュWi-Fiとルーター単体、どちらを選ぶべきか

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ルーター単体で十分なケース

ワンルームや2LDK程度のマンションなど、部屋数が少なく間取りがシンプルな住居であれば、1台の高性能ルーターだけでも家全体をカバーできることが多いです。Wi-Fi6・Wi-Fi7対応のルーターは、以前の規格に比べて電波の到達範囲や安定性も向上しているため、単体運用でも十分な性能を発揮しやすくなっています。設置場所さえ工夫すれば、追加投資をせずに満足度の高い通信環境を実現できるケースも珍しくありません。

メッシュWi-Fiが向いているケース

一戸建てや3LDK以上の広い住居、あるいは鉄筋コンクリート造で電波が届きにくい建物では、複数の機器を連携させて家全体をカバーする「メッシュWi-Fi」の導入がおすすめです。ルーター1台だけでは電波が届きにくかった部屋も、サテライト機器を追加することでカバーできるようになります。Wi-Fi6・Wi-Fi7対応のメッシュWi-Fi製品も増えており、広い家でも高性能な通信環境を実現しやすくなっています。2階建て・3階建ての住宅では特に効果を実感しやすい構成です。

導入コストと投資対効果のバランス

メッシュWi-Fiやハイエンドなルーターは、一般的なルーター単体に比べて導入コストが高くなる傾向があります。とはいえ、家中のどこにいても安定した通信ができる快適さは、日々の作業効率やストレス軽減に直結します。今の住環境で電波の届きにくい場所に悩んでいる方は、ルーターの規格だけでなく、メッシュ化も含めて検討してみる価値があります。導入前に、まずは今のルーターの設置場所を変えてみるだけでも改善するケースがあるため、費用をかける前に試してみるのもおすすめです。

利用シーン別 おすすめの規格の選び方

最後に、代表的な利用シーンごとに、どの規格を目安に選べばよいかを整理しておきます。自分の生活スタイルに近いものを参考にしてみてください。

一人暮らし・スマホとパソコン1台ずつ程度の方

接続する端末が少なく、動画視聴やウェブ閲覧が中心の方であれば、Wi-Fi6対応のルーターで十分快適に使えます。価格も比較的手頃なモデルが増えているため、コストを抑えつつ性能を確保したい方におすすめです。

家族で複数端末を同時利用する方

家族それぞれがスマートフォン・タブレット・パソコン・ゲーム機などを持ち、同時に接続する端末数が多い家庭では、Wi-Fi6の同時接続性能に加えて、Wi-Fi7のMLOによる複数帯域同時利用のメリットも活きやすくなります。予算に余裕があれば、Wi-Fi7対応ルーターへの投資を検討する価値があります。

ゲーマー・クリエイターなど高負荷な作業をする方

オンラインゲームの配信、動画編集素材の大容量転送、クラウドでの共同作業など、高い速度と低遅延が求められる作業を頻繁に行う方は、Wi-Fi7対応ルーターと高速な光回線プランの組み合わせで、作業効率の向上を実感しやすいでしょう。あわせて対応端末を揃えることで、投資に見合った効果を得やすくなります。

まとめ:自分の環境に合った規格を見極めよう

Wi-Fi6は現在もっとも普及が進んでいる主流規格で、同時接続性能や省電力性に優れています。Wi-Fi7はさらに高速・低遅延なMLO対応の最新規格ですが、その性能を活かすには対応端末や高速回線といった条件がそろう必要があります。

今Wi-Fi5以前のルーターを使っている方は、まずWi-Fi6(またはWi-Fi6E)への買い替えで大きな体感差を得られるはずです。すでにWi-Fi6環境で不満がなく、対応端末もまだ持っていない方は、無理にWi-Fi7へ買い替える必要はありません。回線の速度や利用環境にあわせて、最適な規格のルーターを選びましょう。最新の対応機種・料金情報は、気になるサービスのボタン先で確認してみてください。

ルーターの買い替えは、単に「新しいから」という理由だけで決めるのではなく、今使っている端末の対応状況、契約している回線の速度、そして自宅の間取りといった複数の条件を総合的に見て判断するのがポイントです。買い替えを迷ったときは、まず今の環境の何に不満があるのかを整理してみると、必要な規格・機種が自然と見えてきます。

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