LANケーブルの種類と選び方|Cat5e・6・6A・7の違い【2026年版】

「LANケーブルなんて、つながればどれも同じでしょ?」——そう思っている人、実はけっこう多いです。

でも、いざ家電量販店やAmazonで探してみると「Cat5e」「Cat6」「Cat6A」「Cat7」「Cat8」と並んでいて、何がなんだかわからない。フラットだのスリムだのと形状まで違うし、値段も数百円から数千円までピンキリ。

結論から言います。2026年の今、家庭用で買うなら「Cat6A」のUTPケーブル一択です。

とはいえ、なぜCat6Aなのか、他のカテゴリとどう違うのか、知らないまま買うのはちょっと不安ですよね。この記事では、LANケーブルの種類・カテゴリの違い・形状の選び方・買ってはいけないケーブルまで、初心者でもスッキリわかるように解説していきます。


目次

そもそもLANケーブルって何をしているの?

LANケーブルは、ルーターやONU(光回線終端装置)とパソコン・ゲーム機・テレビなどを「有線」でつなぐケーブルです。Wi‑Fiが電波で飛ばすのに対して、LANケーブルは物理的にデータを流します。

「Wi‑Fiがあるのに、わざわざ有線にする意味あるの?」という声もありますが、有線接続にはWi‑Fiにない圧倒的なメリットがあります。

まず通信速度が安定すること。Wi‑Fiは壁や電子レンジなどの影響を受けますが、LANケーブルは物理的な導線を通るので、外部ノイズの影響を受けにくく、速度のブレが極めて小さいです。

次に遅延(Ping)が低いこと。オンラインゲームやビデオ会議で「ラグ」が気になるなら、有線接続が圧倒的に有利です。Wi‑Fiでは20〜50msのPingが出ることもありますが、有線なら1〜5ms程度に収まるケースが多いです。

そして接続が途切れないこと。Wi‑Fiは電波干渉や距離で接続が不安定になることがありますが、ケーブルは物理的に抜けない限り切れません。テレワークでZoomが落ちる恐怖からも解放されます。


さえこ

じぇいさん、正直Wi‑Fiで十分だと思ってたんですけど、有線ってそんなに違うんですか?

じぇい

体感でいうと「道路とレール」くらい違うよ。Wi‑Fiは一般道で信号もあるけど、有線は新幹線の線路。まっすぐ、途切れず、速い。特にさえちゃんがテレワークするなら、一度有線を試してみて。もう戻れなくなるよ。


LANケーブルの「カテゴリ」ってなに?

LANケーブルのパッケージに「Cat5e」「Cat6A」などと書いてある数字、これが**カテゴリ(Category)**です。通信速度や伝送帯域(どれだけ広い周波数帯で通信できるか)の性能を示す規格で、数字が大きいほど高性能になります。

ケーブルのどこを見ればカテゴリがわかるかというと、ケーブルの外皮(被覆)に印字されています。「CAT.6A」「CATEGORY 6」のように文字が刻まれているので、手持ちのケーブルを確認してみてください。印字がなくても、購入時のパッケージや商品ページに必ず記載されています。


カテゴリ別スペック比較

ここが一番知りたいところだと思います。現在流通しているLANケーブルの主要カテゴリを一覧で比較しましょう。

カテゴリ最大速度伝送帯域シールドコネクタ価格帯(3m)
Cat5100Mbps100MHzUTP(なし)RJ‑45ほぼ販売終了
Cat5e1Gbps100MHzUTPRJ‑45300〜500円
Cat61Gbps250MHzUTPRJ‑45400〜700円
Cat6A10Gbps500MHzUTP or STPRJ‑45600〜1,200円
Cat710Gbps600MHzSTP(必須)GG‑45/TERA1,000〜2,000円
Cat840Gbps2000MHzSTP(必須)RJ‑452,000〜4,000円

この表を見ると「Cat8が最強じゃん!」と思いがちですが、話はそう単純ではありません。順番に解説していきます。


Cat5:もう買わなくていい「過去の規格」

Cat5は最大100Mbpsまでしか対応していません。2026年現在、ほとんどの光回線は1Gbps以上のプランが主流なので、Cat5を使っている時点でボトルネック(足を引っ張る存在)になります。

もし自宅のルーターやONUに付属していたケーブルが「CAT.5」と印字されているなら、今すぐ交換しましょう。スピードテストで何度やっても100Mbps付近で頭打ちになる場合、このケーブルが原因の可能性が高いです。


Cat5e:1Gbps回線なら実はこれで十分

Cat5eの「e」はenhanced(強化版)の略。最大1Gbpsに対応しており、2026年現在でも1Gbpsの光回線を使っている大多数のユーザーにとっては十分な性能です。

実際のベンチマークテスト(10Gbps対応のLANカード2枚をPC間で直結して測定)では、たった数メートルの短距離であればCat5eでも10Gbps近い速度が出たという検証結果もあります。スペック上の「最大1Gbps」はあくまで規格の保証値であり、短距離・好条件なら余裕を超える性能を発揮するのです。

とはいえ「あくまで規格保証外の話」なので、10Gbps回線を契約しているなら素直にCat6A以上を使うべきです。


さえこ

えっ、じゃあCat5eで十分なら、わざわざ高いの買わなくてもいいんですか?

じぇい

今の回線が1Gbpsプランで、ケーブルの長さも5m以下なら、Cat5eでも困ることはほぼないよ。でもね、Cat6Aとの価格差って3mで200〜300円くらいなんだよね。将来10ギガ回線に変えたときにまた買い直すのも面倒だから、最初からCat6Aにしておくのが賢いと思うよ。


Cat6:伝送帯域が広がった「ちょっと上」

Cat6はCat5eと同じ最大1Gbpsですが、伝送帯域が100MHzから250MHzに広がっています。帯域が広いと、データを流す「道路の車線」が増えるイメージで、混雑に強くなります。

また、Cat6は短距離(55m以下)に限り10Gbpsでの通信が可能とされています。ただし、100mの距離では1Gbpsまでしか保証されないので、長距離配線には向きません。

Cat5eより少し高いですが、数十円〜100円程度の差。今から新しく買うなら、Cat5eよりCat6を選ぶのは合理的な判断です。


Cat6A:2026年のベストバイ。迷ったらコレ

Cat6Aの「A」はAugmented(拡張版)の略。最大10Gbpsを100mの距離でも安定して保証するのがCat6Aの最大の特徴です。

2026年現在、NTT東西やNURO光、au ひかりなどで「10ギガプラン」の提供エリアが急速に拡大しています。10ギガ回線を活かすにはルーター・LANカード・LANケーブルのすべてが10Gbps対応である必要がありますが、LANケーブルだけならCat6Aで数百円の投資です。

Cat6Aには「UTP」と「STP」の2種類が存在するので注意してください。UTPはシールドなし(Unshielded Twisted Pair)、STPはシールドあり(Shielded Twisted Pair)です。家庭用で買うべきはUTP。理由は後述しますが、STPは接地(アース)の処理が必要で、一般家庭では逆効果になることがあります。

ここがポイント!

2026年の家庭用LANケーブルは「Cat6A・UTP」がベストバランス。10Gbpsを100mまで安定保証、価格も手頃、シールド不要で扱いやすい。今1Gbps回線でも、将来の10ギガ化にそのまま対応できます。


さえこ

 Cat6AのUTPとSTPって、パッと見でわかるんですか?パッケージ見ても書いてなさそうで不安です……。

じぇい

Amazonとかの商品ページには「UTP」か「STP」って書いてあることが多いよ。書いてない場合は「シールドなし」とか「非シールド」って表記を探してみて。あとケーブル自体を見ると、STPは金属箔が見えたり、コネクタが金属で覆われてたりするから、見た目でもわかることがあるよ。


Cat7:家庭用には「買わなくていい」

Cat7は最大10Gbps・伝送帯域600MHzとスペック上はCat6Aより上ですが、家庭用としてはおすすめしません。理由は3つあります。

1つ目は、STPケーブルが必須であること。 Cat7の規格はSTP(シールド付き)ケーブルのみを認めています。STPケーブルはシールドが外部ノイズを吸収しますが、そのノイズを適切に逃がすためには「機能用接地(D種接地)」という専門的なアース工事が必要です。一般的な住宅のコンセントにあるアース端子とは別物で、普通の家にはまず施されていません。

接地されていないSTPケーブルは、吸収したノイズを逃がせず、逆にアンテナのようにノイズを集めてしまう可能性があります。 つまり、Cat6Aよりかえって通信品質が落ちるリスクがあるのです。

2つ目は、コネクタの規格問題。 Cat7の正式なコネクタはRJ‑45ではなく「GG‑45」または「TERA」という特殊形状です。ところが市販のCat7ケーブルのほとんどはRJ‑45コネクタで販売されています。これは厳密にはCat7の規格を満たしていません。

3つ目は、性能がCat6Aとほぼ同じであること。 実測テストでは、Cat6AとCat7の通信速度にほとんど差がないという検証結果が複数報告されています。価格はCat6Aの1.5〜3倍。スペックが変わらないのに高い上にリスクもある——買う理由が見当たりません。


Cat8:データセンター向け。個人には不要

Cat8は最大40Gbps・伝送帯域2000MHzという圧倒的なスペックですが、2026年時点で40Gbpsに対応する家庭用の機器(ルーター、PCのLANポート)はほぼ存在しません。40Gbps対応のLANカード自体が業務用の超高額品で、コネクタ形状も家庭用とは異なります。

さらにCat8もSTP必須。ケーブル自体がゴムホースのように硬く太いので、取り回しも最悪です。

「将来のために……」と思っても、Cat6Aが10Gbpsに対応している以上、家庭で40Gbpsが必要になる時代が来るころにはケーブル規格自体がさらに進化しているはず。今Cat8を買っても、そのころには買い直しです。


さえこ

Amazonで「Cat7 ゲーミング LANケーブル」ってすごい売れてるんですけど、あれもダメなんですか?

じぇい

残念ながら、あれに飛びつくのはおすすめできないよ。「ゲーミング」って書いてあると速そうだけど、Cat7はSTPケーブルでアースが必要。家庭では逆にノイズを拾うリスクがある。同じ10Gbps対応のCat6A(UTP)のほうが安くて安全なんだよね。パッケージの派手さに惑わされないでね。


UTPとSTP——シールドの「あり・なし」問題

ここまで何度か出てきた「UTP」と「STP」について、もう少し深掘りしておきます。

UTP(Unshielded Twisted Pair) はシールド(金属箔による覆い)のないケーブルです。Cat5e、Cat6、Cat6A(の主流品)はUTPで、家庭からオフィスまで幅広く使われています。軽く、柔らかく、安く、扱いやすいのが特徴です。

STP(Shielded Twisted Pair) はケーブル内部に金属箔のシールドを持ち、外部からの電磁ノイズを遮断します。データセンターや工場など、ノイズが飛び交う環境では効果を発揮します。ただし、シールドが吸収したノイズを逃がすための「接地」が不可欠で、接地されていないSTPは前述のとおり逆効果になり得ます。

一般家庭では電子レンジやBluetooth程度のノイズ源しかなく、UTPでも十分にノイズに耐えられます。わざわざ高価でリスクのあるSTPを選ぶ理由はありません。

ここがポイント! 

家庭用LANケーブルは「UTP」を選びましょう。STPはアース工事が必要で、一般家庭では逆効果のリスクがあります。Cat7・Cat8はSTP必須なので、家庭向けではありません。


ケーブルの形状:スタンダード・フラット・スリム

カテゴリとは別に、LANケーブルには形状の違いがあります。大きく3種類です。

スタンダード(丸型) は直径約5.6mmの一般的な丸いケーブルです。内部の導線配置に余裕があるため、電気的特性が最も優れており、ノイズ耐性や信号品質が高いです。長距離の配線(10m以上)や、壁の中を通す配管配線に適しています。ただし太くて硬いため、狭い場所での取り回しには向きません。

フラット(きしめん型) は厚さ約1.4mmの薄くて平らなケーブル。カーペットの下やドアの隙間を通せるので、配線を目立たせたくない場合に重宝します。一人暮らしのワンルームで、ルーターからデスクまでケーブルを這わせるならフラットが便利です。ただし、ノイズ耐性はスタンダードに劣り、引っ張りにも弱いので扱いは丁寧に。

スリム(極細型) は直径約3.5mmの細いケーブル。スタンダードの約半分の太さで、柔軟性が高く取り回しが楽です。デスク周りのごちゃごちゃした配線をすっきりさせたい場合に向いています。フラットと同様にノイズ耐性は低めですが、数メートルの短距離であれば実用上の問題はほぼありません。


カーペットの下に隠したいんですけど、フラットで速度落ちたりしませんか?

じぇい

5m以下の短距離で1Gbps回線なら、速度低下はまず体感できないよ。ただ10m以上引き回すとか、10ギガ回線を使うなら、スタンダードのほうが安心。短距離の見た目重視ならフラット、長距離の品質重視ならスタンダード、って考えればいいよ。


単線とより線——中の導線も種類がある

形状だけでなく、ケーブル内部の導線の構造にも「単線」と「より線」の違いがあります。

単線(ソリッド) は1本の太い銅線で構成されています。電気的特性が安定しており、長距離配線に強いのが特徴。ただしケーブルが硬く曲げにくいので、壁の中の配管や天井裏など、一度敷設したら動かさない固定配線向きです。

より線(ストランデッド) は複数の細い銅線をより合わせた構造。柔軟でケーブルが曲がりやすく、取り回しが簡単です。デスク周りやパソコンとルーターの間など、頻繁に動かしたり、曲げたりする箇所に向いています。

家庭用として店頭やネットで販売されているLANケーブルの多くは「より線」タイプです。パソコンとルーターの間を数メートルつなぐ用途なら、より線で問題ありません。壁内配線をDIYで行う場合のみ、単線タイプを検討してください。


ケーブルの長さ、何メートルを買えばいい?

LANケーブルは「長ければ長いほど信号が減衰する」という基本特性があります。とはいえ、Cat6Aなら100mまでは10Gbpsを保証しているので、家庭内の距離で信号の減衰を心配する必要はほぼありません。

それよりも大切なのは「余裕を持ちつつ、長すぎない」長さを選ぶことです。

パソコンとルーターが同じデスクの上にあるなら1〜2mで十分。同じ部屋内でも少し離れているなら3〜5m。隣の部屋やリビングからデスクまで引くなら5〜10m。別の階にルーターがあるなら10〜20mが目安です。

実際に必要な距離を測ったら、そこに50cm〜1mほど余裕を足した長さを買うのがおすすめです。ぴったりの長さだと、家具を動かしたときや接続する機器を変えたときに足りなくなることがあります。

逆に、20mも余らせるのはNG。余ったケーブルをぐるぐる巻きにすると、コイルのようにノイズを拾いやすくなる場合があります。

ここがポイント! 

ケーブルの長さは「必要な距離+50cm〜1m」がベスト。長すぎるケーブルは巻かずに済む長さを選びましょう。迷ったら3mか5mが家庭用の定番です。


さえこ

余ったケーブルをぐるぐる巻きにしてルーターの裏に隠してたんですけど、あれダメなんですか!?

じぇい

 1〜2mくらいの余りなら神経質にならなくて大丈夫だよ。ただ、5m以上余ってぐるぐる巻きにしてるなら、短いケーブルに買い替えたほうがすっきりするし安心。数百円の出費でストレスが減るなら安いもんだよ。


買ってはいけないLANケーブル5選

ここまで読んできた方なら、もう大体わかっていると思いますが、改めて「買わないほうがいいケーブル」を整理しておきます。

その1:Cat5以下のケーブル。 最大100Mbpsなので、現在のネット環境のボトルネックになります。今さら買う理由はゼロ。手持ちにあったら即交換です。

その2:Cat7のSTPケーブル(家庭用として買う場合)。 前述のとおり、接地なしで使うとノイズを拾うリスクがあり、性能もCat6Aと大差ありません。「ゲーミング」の名前に惹かれて買う人が多いですが、家庭では不要です。

その3:Cat8のSTPケーブル。 Cat7と同じ理由に加え、40Gbps対応の家庭用機器が存在しないため、性能を活かせません。硬くて取り回しも最悪です。

その4:極端に安い無名メーカーのケーブル。 「Cat6A準拠」と書いてあっても、実際にはスペックを満たしていない粗悪品が混在しています。最低限、エレコム・サンワサプライ・バッファロー・パンドウイットなど、実績のあるメーカーのものを選びましょう。数百円の差で品質が段違いです。

その5:ツメが折れやすいケーブル。 RJ‑45コネクタのツメ(ラッチ)が折れると、ケーブルが抜けやすくなります。最近は「ツメ折れ防止」タイプが主流なので、購入時に確認してください。


さえこ

Amazonで「Cat7 フラット ゲーミング」ってレビューもいっぱいあって、星4.5とかなんですけど……。

じぇい

レビューの星が高いのは「普通につながった」からであって、Cat7である必要があったかとは別問題なんだよね。Cat6A(UTP)で同じ速度が出て、価格も安くて、リスクもない。正直、ゲーミングって付けると売れるから付けてるだけの商品も多いよ。


回線速度別・おすすめカテゴリ早見表

自分の契約している回線プランに合わせて、最適なカテゴリを選びましょう。

契約回線おすすめカテゴリ理由
100Mbps以下Cat5e十分対応。一番安く済む
1GbpsCat5e or Cat6どちらでもOK。将来を考えるならCat6A
2Gbps(NURO光等)Cat6A1Gbps以上の性能を活かすため
10GbpsCat6A(必須)10Gbps/100m保証はCat6Aから

どのプランでも**「迷ったらCat6A(UTP)」**が正解。価格差が小さいので、将来の回線アップグレードにも対応できるCat6Aを選んでおけば買い直しの手間がなくなります。


有線接続するときに確認すべきこと

LANケーブルだけ良いものを買っても、それだけでは速くなりません。通信は「一番遅い部分」に全体が引っ張られるので、以下の3点もチェックしてください。

ルーターのLANポート速度。 ルーターの背面にあるLANポートの速度が1Gbpsなのか、2.5Gbpsなのか、10Gbpsなのかを確認しましょう。1GbpsのポートにCat6Aのケーブルを挿しても、速度は1Gbpsが上限です。ポートの速度はルーターの仕様書やメーカーサイトに記載されています。

パソコンのLANポート速度。 パソコン側のLANポート(NIC)も同様です。多くのノートPCは1Gbps対応ですが、最近のゲーミングPCやマザーボードでは2.5Gbps対応が増えています。10Gbps対応はまだPCIeの拡張カードを増設する形が主流です。

ONU(光回線終端装置)のLANポート。 意外と見落としがちなのがONUのポート速度です。10ギガ回線を契約してもONUが古いと1Gbps止まりのことがあります。NTTから借りているONUの型番をチェックし、10ギガ対応か確認しましょう。

ここがポイント!

通信は「ONUのポート→LANケーブル→ルーターのポート→LANケーブル→PCのポート」のチェーンです。一番遅い部分がボトルネックになるので、ケーブルだけでなく機器側のスペックも確認しましょう。


さえこ

えっ、じゃあ10ギガ回線を契約しても、ルーターが1ギガだったら意味ないってことですか?

じぇい

そのとおり。水道に例えると、いくら水道管(回線)を太くしても、蛇口(ルーター)が細かったら水は細いまま。10ギガ回線にするなら、ルーターもLANカードもLANケーブルも全部10Gbps対応にそろえる必要があるんだよ。逆にいうと、どれか1つでも古いと全体が足を引っ張られるから、まず今の環境をチェックしてみてね。


よくある質問(FAQ)

LANケーブルを変えるとネットが速くなりますか? 

Cat5以下を使っている場合は、Cat5e以上に変えるだけで劇的に改善する可能性があります。すでにCat5e以上を使っている場合、ケーブルだけ変えても速度はほぼ変わりません。ボトルネックはケーブルではなく回線やルーターにあることが大半です。

Cat6AとCat7、速度に差はありますか? 

実測テストでは、Cat6AとCat7の通信速度にほとんど差はないという検証結果が多数報告されています。スペック上の伝送帯域の差(500MHz vs 600MHz)は家庭用途では体感できません。

フラットケーブルは速度が落ちるって本当ですか? 

数メートルの短距離であれば、速度低下は体感できないレベルです。ただしノイズ耐性がスタンダードより低いため、10m以上の長距離配線や電磁ノイズの多い環境では避けたほうが無難です。

ルーターに付属しているLANケーブルはそのまま使えますか? 

ほとんどの場合Cat5e以上なので問題ありません。ケーブルの外皮に印字されているカテゴリを確認してください。Cat5以下なら交換推奨です。

Cat6Aの「UTP」と「STP」、間違えて買ったらどうなりますか? 

STPを接地なしで使っても、短距離であれば深刻な問題は起きないことが多いです。ただし本来の性能を発揮できず、環境によってはノイズを拾う可能性があるため、家庭ではUTPを推奨します。

LANケーブルに寿命はありますか? 

物理的に断線やツメの破損がなければ、10年以上使えます。ただし規格は進化するので、回線を10ギガに変えるタイミングなどで見直すのがおすすめです。コネクタのツメが折れて抜けやすくなったら交換サインです。

PoE(Power over Ethernet)って何ですか?普通のケーブルで使えますか? 

PoEはLANケーブルを通じて電力を供給する技術で、ネットワークカメラや一部のWi‑Fiアクセスポイントで使われています。Cat5e以上の通常のLANケーブルで対応可能です。


まとめ

LANケーブルは地味な存在ですが、選び方を間違えると回線の性能をまったく活かせなくなります。逆に正しく選べば数百円の投資で、通信環境が大きく安定します。

最後にこの記事のポイントをおさらいします。

2026年の家庭用ベストバイは「Cat6A・UTP・より線」 です。10Gbpsを100mまで保証し、価格も手頃。将来の10ギガ化にも対応でき、シールド不要で扱いやすい万能選手です。

Cat5は即交換、Cat7・Cat8は家庭に不要。 Cat5は100Mbpsが上限でボトルネックになります。Cat7・Cat8はSTP必須で家庭では逆効果のリスクがあり、速度もCat6Aと大差ありません。

形状は用途で選ぶ。 長距離・安定重視ならスタンダード、カーペット下やドアの隙間ならフラット、デスク周りならスリム。短距離ならどれでもOKです。

ケーブルだけ良くてもダメ。 通信は「一番遅い部分」に引っ張られます。ONU、ルーター、PCのLANポート速度もあわせて確認しましょう。

たかがケーブル、されどケーブル。この記事を参考に、自分の環境に合った1本を選んでみてください。


さえこ

LANケーブルにこんなに種類があるなんて知らなかったです。Cat6AのUTPを買います!

じぇい

いい選択だね。ついでに今使ってるケーブルのカテゴリもチェックしてみてね。ルーターの裏に刺さってるやつ、意外とCat5だったりするから。それを替えるだけで世界が変わるかもしれないよ。


参考情報

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